発展途上国や紛争地域の人々を助ける日本ユニセフ協会の活動と募金

Last Updated on 2024年5月15日 by aquase

恵まれている日本

国内でも貧富の差は広がっているとはいえ、日本は世界的に見ると経済的には豊かな国です。
多くの日本人は暖かい室内で温かい食事を食べ、布団やベッドの上で眠ることができます。

子どもの教育についても日本は充実しており、小学校から中学校までは義務教育です。
待機児童などの問題はあるもの幼児教育も充実していて、高校や大学も学力や経済的な理由がなければ誰でも通えます。

さらに教育だけでなく医療も日本は世界的には最先端で、保険制度により医療費が高額になっても問題ありません。
気軽に病気を治療できる街のお医者さんから最先端の大病院があり、衛生的な環境で高度な医療を受けられます。

経済や教育に医療など、現在の日本の社会構造に全く問題がないわけではありません。
しかし世界的には日本は恵まれており、安全に暮らせる国と言えるでしょう。

発展途上国の子どもたちの実態とは

豊かな日本で暮らしていると忘れがちですが、世界には一日を過ごすだけでも様々な困難に直面する人々がいます。
例えば、発展途上国の子どもたちです。

アフリカやアジアなどの発展途上国に暮らす子どもたちは、学校に通い高度な教育を受けられるのはほんの一握りです。
多くは経済的な理由などで学校に通うことができず、大人になっても字を書けない・読めない人は多数います。

国民の識字率が低いと経済の発展に悪影響を及ぼし、時代の子どもたちにも貧困は連鎖します。
そのためいつまで経っても自力で発展することができず、紛争が起きる原因にも繋がっていきかねません。

また中東などの紛争地域では、家を失い暖かい部屋で暮らすことができない人々もいます。
さらに衛生管理も徹底されず伝染病が流行したり栄養失調から、長く生きられない子どもたちも少なくありません。
毎日何不自由なく日本で暮らしているとイメージしづらいですが、現在も世界のどこかでは一日を生きるのにも困っている人々がいるのは現実です。

日本ユニセフ協会の役割

こうした世界中の発展途上国や紛争地域で困難に直面する人々に対し、日本から支援の手を差し伸べているのは日本ユニセフ協会です。
日本ユニセフ協会では世界の現実を忘れがちな日本人のために、テレビやラジオなどを通じて広報活動を行っています。

詳細は「日本ユニセフ協会とは?何をしている団体?」を参照

様々なメディアを通じて広報活動を行うことにより、日本人は世界の現実を知ることが可能です。
テレビやラジオのCMなどを通して世界中で困難に直面する人々の現実を知れば、少しでも支援したいと考える人は多いでしょう。

日本人が支援の手を差し伸べたいと思ったときに、頼りになるのも日本ユニセフ協会です。
メディアを通した広報活動だけではなく、様々な方法で募金を受け付けています。

募金の方法で一般的なのは、街角にある募金箱です。
コンビニエンスストアやレストランなどの一部店舗では、レジの横に募金箱を設置し支援を受け付けています。
レジの横にある募金箱なら、細かいお釣りを入れるなどして気軽に支援することが可能です。

困っている人を支援するときは、一度に大金を使ったり面倒な手続きが必要だと思いがちです。
しかし支援は金額ではなく積み重ねることが大事なので、細かいお釣りから始めても問題ありません。
募金箱ならお金を入れるだけで支援できるので、第一歩としてはベストな方法と言えるでしょう。

郵便局や銀行からの振込でも募金を受け付けている

もちろん一度に多額の支援をしたいときには、別の方法を使うのが良いです。
日本ユニセフ協会では、郵便局や銀行からの振込でも募金を受け付けています。
毎月お案じ金額を支援し続けるプログラムも用意されているので、一度手続きをすれば自動的に続けることが可能です。

さらにもっと気軽に募金ができるように、クレジットカードや携帯電話料金と一緒に払う方法もあります。
電子マネーを使って募金をすることもできるので、面倒に感じる手続きはほとんどありません。

普通のお買い物と同じ感覚で支援をすることができますから、興味があるなら積極的に行うべきでしょう。
日本ユニセフ協会を通して募金をすれば、様々な方法で世界の国や地域で困っている人々を助けることができます。

例えば鉛筆やノートを贈る小さな支援から、一クラス分に相当する教材セットまで届けることができます。
教育の分野以外にも、子どもの病気を予防するワクチンや緊急時に使える医療設備など様々です。

日本ユニセフ協会の公式サイトをチェック

わずかな金額だと募金をしても意味がないと思いがちですが、ホームページには金額と支援できる内容がまとめられているので、目を通しておくとイメージがしやすくなり人助けをしている実感も湧くでしょう。

日本ユニセフ協会では募金を集めるだけでなく、積極的に様々な情報を公開し活動への理解を求めています。
こうした公式な情報に日頃から触れておけば、誤った情報を見聞きしても一瞬で嘘だと見抜くことが可能です。

ネットには様々な情報が溢れていて真実のように書かれていることもありますが、正しい知識を学んで活動への理解を深めておけば、賢い選択と行動ができるようになるでしょう。