家賃保証会社の選び方とは

Last Updated on 2024年5月15日 by aquase

アパートなどを借りるときには、全保連など家賃保証会社を利用するというケースが増えてきています。
家賃保証会社とは文字通り家賃を保証してくれる会社で、入居者が家賃が払えないときには連帯保証人の代わりに会社が家賃を立て替えて払ってくれます。
このようなシステムがあることで、大家は安心して人を入居させることができます。

 
関連リンク:全保連 烏川代表
 

家賃保証会社の利用は誰が決めるのか?

近年では、周囲の人に連帯保証人を頼みにくい、親などが保証人の要件を満たさないというケースも増えてきています。
連帯保証人がいないとアパートなどは借りにくいですが、その代わりが家賃保証会社がしています。

基本的には、この会社を利用するかどうかは大家と不動産会社が決めています。
最近の賃貸物件は、連帯保証人ではなくこのような会社を利用することを義務付けるケースも増えています。
保証会社を利用する賃貸借契約を行うと、家賃に応じた保証料を入居者が支払う必要があります。

家賃保証料は初年度で家賃の0.5ヶ月〜1ヶ月分を支払うことが求められます。
一年間滞納せずに家賃を支払えれば保証会社の信用を得ることができ、その翌年以降は家賃保証料が下がります。

 

確実に家賃分の収入を得ることができる

保証料や保証料を支払う頻度は会社によって異なるため注意が必要です。
大家が家賃保証会社を利用するのは大きなメリットがあります。
1番のメリットは、確実に家賃分の収入を得ることができるということが挙げられます。

また、連帯保証人が立てられない人や収入が安定していない人でも部屋を借りやすくなるため、空き部屋を減らせます。
敷金が減るケースもあります。
保証会社によっては原状回復費用なども保証していることもあって、そんなサービスを利用すれば大家が余分な敷金を預かる必要もなくなります。

大家にとってはたくさんのメリットがありますが、どんな家賃保証会社を選べば良いのかわからないというケースもあります。
会社によって特徴やプランなどが異なってくるため、それをきちんと比較した上で自分にあった会社を選んでいくことが大切です。

 

保証会社を選ぶ上で重要なポイント

保証会社を選ぶ上で重要なのが家賃保証内容です。
滞納が発生したときに保証される家賃の上限額の設定はいくらなのかをチェックします。

次に保証会社自身の経営状況もチェックします。
資本金や無借金経営が行われているかなどを見ていきます。
これらの情報をきちんと開示しているのであれば安心して利用することができますが、情報を公開していない会社は信用できないため避けたほうが無難です。

立替日数も重要です。
滞納報告から入金までの対応日数はどれぐらいなのかも見ていきます。
信託銀行を経由するシステムがある倒産リスクに対して備えている会社もあります。
そのような会社を利用すれば、保証会社が倒産してしまうという心配がなくなります。

 

賃借人の方が優位という難しい問題がある

このような点をチェックした上で、入居者に対して厳しく対応してくれるかなども大切なポイントとなってきます。
現在は、賃借人の方が優位という難しい問題があります。
スムーズに家賃回収することができず、家賃を滞納しても開き直って居座る人もいます。

そんなトラブルになった場合でも、早い段階で家賃滞納への対応をしてくれる会社であれば安心して契約することができます。
少し遅れただけであれば寛大な対応をして、長い滞納に対してはしっかり対応してくれる会社であれば安心して賃貸経営することができます。

しっかり家賃を回収したいからと言って滞納に対して厳しい対応をする保証会社を選んでしまうと、その厳しさから入居者が入らないという問題も出てきてしまいます。
そのため、賃借人が安心して利用しながらもしっかり対応してくれるような保証会社を選ぶことは重要です。

 

外国人に特化した保証サービスを選ぶ

家賃の催促業務や法的手続き費用の保証、明け渡し訴訟など家賃滞納に関する手続きは様々なものがあります。
このような対応もきちんと行ってくれる保証会社であれば、自分で業務を行う手間が減ってストレスも減らすことができます。

契約する人に合わせて保証会社を選ぶという方法もあります。
外国人向けのアパートなどを経営している場合には、外国人に特化した保証サービスを選ぶというのも良いとされています。

自分だけでは難しい外国人とのやりとりも、保証会社を間に挟むことによってマルチリンガル対応してもらえる会社もあります。
また、アパートなどの住宅だけではなく賃貸オフィスや店舗に特化したところもあります。
企業したばかりの事業主に貸すのは不安と言う人もいますが、オフィスなどに特化させることで安心して貸し出せます。

他にも、幅広い年齢や職業に対応してくれるサービスや、住居だけではなく駐車場やトランクルームなどにも対応している会社、審査に時間をかけることで入居者の質をしっかり見極めて高額物件の保証にも対処してくれるサービスなども選べます。

 

まとめ

様々な賃貸保証会社があるため、自分の持っている物件、誰向けの賃貸かなどを考慮した上で合っている会社を選ぶことが大切です。